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2018-11-28

「マンガと原稿料・印税とは?」“白泉社一同、あなたをサポートします!”~経理部編~

「マンガラボ!」で編集とマッチングした後、実際に白泉社で漫画を描くことになったらどんな人たちが作品に関わるの? そんな疑問に答えるために、今回は、白泉社の安心していただける支払いシステムについて、経理部の町田さんにお話を伺ってきました。

経理部…経理部経理課課長 町田毅郎

「適切なタイミングで確実に支払う仕組みを」

――まず、経理部のお仕事について、教えてください。

作家さんと白泉社の取り決めに基づいて、お約束したスケジュールで報酬をお支払いすることが経理部の役割でございます。
白泉社では、雑誌やコミックスの発売日によって作家さんへの報酬をお支払いする日が決まっています。経理部は、そのスケジュールに基づいて作家さんへのお支払の手続きを行います。当然のことではありますが、支払い漏れはあってはならないことですので、経理部として細心の注意を払っております。

「原稿料は原稿を描きあげていただいたことに対する報酬です」

――作家さんにお支払いするお金にはどのようなものがあるのでしょうか?

大きく分けて【原稿料】と【印税】がございます。
売上やPV数とは関係なく原稿を描きあげていただいたことに対する報酬を【原稿料】としてお支払いいたします。もう一つの【印税】というのはコミックスに対するもので、部数などと連動して変わって参ります。

――白泉社は「マンガPark」でもマンガ連載がありますが、同じ仕組みなのでしょうか?

「マンガPark」で新作を連載している作家さんに関しても、原稿料が発生いたします。こちらも雑誌と同様にスケジュールに則ってお支払いをさせていただいております。

「安心して描いていただくのが一番」

――経理部から見た、出版社と作家さんが組むメリットはなんだと思いますか?

経理部、というよりは個人的にですが、作家さんがマンガを描くことに専念できる環境をご提供できることではないか、と考えております。今はWEBや即売会などで誰でも手軽に本を売ることのできる時代でございます。

一方で、現在は作品が販売される場が、従来の紙のコミックスのみならず電子書籍、アプリと多岐に渡ります。また作品が評判を呼びますとアニメ化、映画化ということもあり得ます。その際に、経験のない個人が全ての関係会社と交渉する、というのは物理的に不可能ですし、そのために作品を描く時間がなくなってしまうのでは元も子もございません。弊社では、それぞれの専門部署で対応させていただきます。経理部としてもそのために努力いたしますので、安心して門を叩いていただきたいと思います。

作家さんが安心してお描きいただくことが一番でございますので、編集は作家さんと打合せをして作品のクオリティをあげることに責任を持ち、営業はその作品を売り出すことに責任を持ち、経理はその結果発生した報酬をお支払いすることに責任を持つ、という姿勢でございます。

「全部、白泉社がサポートいたします」

――これから新しい作家さんを発掘する場として、「マンガラボ!」がスタートしますが投稿を考えている方にコメントをお願いします。

「マンガラボ!」は作品投稿の場なので原稿料といったことは先の話になりますが、とにかくたくさんの方に応募していただきたく存じます。そして、白泉社でお仕事をしていただけるようになった際には、それに対する対価を私共の手できちんとお支払いさせていただきます。

白泉社は、会社全体で作品を盛り上げようというコンセンサスが出来ている会社だと思います。「マンガを描きたい!」でも他のことは何をしていいかわからない、という方も、全く問題はございません。

そのために白泉社がありますので、どこに投稿しようか迷っているのであれば是非「マンガラボ!」を選んでいただければと思います。
何卒よろしくお願いいたします。

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