「その顔、反則級♡ メロ男子コンテスト」開催記念! メロ作家にメロい男子(イケメン)を描く秘訣 聞いちゃいました ~NLLE先生の場合~

マンガラボ!では現在、「その顔、反則級♡ メロ男子コンテスト」を開催中 (詳細はこちら)!
その開催を記念して、メインビジュアルを担当され、メロい男子の描き手としてプロフェッショナルであるNLLE先生に、「イケメンを描くコツ」や、マンガそしてイラストといった幅広い範囲でのご活躍の秘訣、さらにコンテストに応募する皆様へのエールなどたっぷりお伺いしました。
NLLE
SNS総フォロワー31万人超の大人気イラストレーター。アンニュイでファッショナブルな男子たちのイラストで支持を集める。マンガPark『癖BLアンソロジー』では読切マンガも執筆!©NLLE/白泉社
SNSにて多くのフォロワーを抱え、最強のイケメンを描かれる、イケメン執筆のプロフェッショナルであるNLLEさん。そんなNLLEさんがイラストを描かれるようになったきっかけ、またSNSにて作品を投稿されるようになった経緯は何だったのでしょうか。
NLLE :マンガや本がたくさんある家庭で育ったので、物語や絵はすごく身近な存在で、それがきっかけとなりストーリーを考えたり絵を描き始めたと思います。
ParkS :NLLEさんのイラストを初めて拝見した時、キャラクターのカッコよさはもちろんなのですが、彼らのとても自然な表情に引き込まれました。とんでもなくカッコいいのに、しっかりと実在感があってリアルなキャラクターを描くことができるのは、昔からマンガや物語に親しんで過ごしてこられたからなのかなと納得しました…!
NLLE :SNS投稿のきっかけは、当時好きだった歌い手さんに届けたい一心でファンアートを描いて投稿したことです。
NLLEさんが描くイケメンには、ひと目で心奪われ、見れば見るほど沼ってしまう「メロさ」が詰まっていると感じます。そんな「メロ男子」はどのように生まれているのでしょうか。魅力的なキャラクターを描くためのこだわりや心がけていることはありますか?
NLLE :本当にそこに存在しているような仕草や空気感にこだわっています。
ParkS :NLLEさんが描かれる男子たちは、ちょっとした仕草や口元のニュアンスにとても色気があるなと感じます。ポーズや表情など、強めにアピールをされているわけではないのに、自然体な雰囲気がリアルでつい目が離せなくなってしまいます…。
NLLE :視線や口元の描写などでキャラクターの感情を表現できるように試行錯誤していますが、なかなか難しいです。
ParkS :ゆるく口元が開いていたり、目線の送り方だったり、さりげないところに色っぽさが詰まっているように思います。観察力や、それをイラストに落とし込むセンスが凄まじいです…!
今回のコンテストの題材でもある「メロい」。この題材には、無数の定義やイメージがあると思います。日々の生活の中で、NLLEさんがメロさを感じる瞬間はありますか?
NLLE :日常の中で「メロい」と感じる瞬間はあまりないのですが、何気ない仕草やふと気が緩んだ瞬間の表情など、人間らしくて良いなと思います。
ParkS :笑顔や泣き顔などは印象に残りやすいものですが、ふと気が緩んだ瞬間もしっかり見ていらっしゃるのがNLLEさんらしいなと思いました。NLLEさんが描かれる自然体でカッコいいメロ男子たちにも、確かにそういう魅力が詰まっていますね!
『癖BLアンソロジー』にて執筆された、『おねがい、振り返って僕をみて』では、キャラクターのギャップが、大胆かつ繊細に描かれている点が魅力的で、読者からも数多くの熱い感想が寄せられていました。本作を描いてみてのご感想や、この物語の誕生エピソードを教えてください。
NLLE :マンガを執筆する経験がそれほどなく、当たり前に慣れない作業も多くとにかく大変でした。でもその中で、自分の物語がだんだん形になっていくことに何にも代え難い嬉しさもありました。元々ギャップのあるキャラクターが好きだったので、それをテーマとしてキャラクターに落とし込みました。
ParkS :ご挨拶で初めてお電話をさせていただいた時に、マンガの題材やキャラクターについても少しお話しさせていただいたのですが、その際に「ギャップ男子」というテーマが決まり、後日キャララフとプロットを送っていただきました。キャララフの時点でビジュが良すぎて、近くの席の編集部員に「見てくださいこの最高のキャララフを…!」と興奮気味に話しかけてしまった記憶があります(笑)。
NLLE :個人的に最初から上手くいく恋愛より、紆余曲折を経てじわじわと変化していく関係性が好きなので、それを意識してストーリーを考えました。
ParkS :マンガはほとんど初めてと伺っていたのですが、この子はこういう行動をしそう、こういうことを言いそう、というキャラクターの深掘りがしっかりできていて、キャラづくりの部分ではあまり苦戦しなかったように思います。
マンガに挑戦してみる中で楽しかったことや、難しかったことはありますか?特に、イラストを描く時との共通点や違いなどがあればお伺いしたいです。
NLLE :マンガ執筆では、イラストでは普段あまり描かないような表情や構図を描く機会が多く、自分の引き出しが増えていく感覚があって楽しかったです。そこにストーリーも噛み合って、キャラクターが「生きている」ことが実感できましたし、この楽しさはマンガを描くことでしか味わえないと思いました。大変だったのは、マンガって動きも感情の移り変わりも多くて、ここではキャラクターはどんな動きをしているか、一方でこっちのキャラクターは…のように、コマ一つとっても、考えることが膨大だったことです。マンガ家さんってすごいんだなあとしみじみ思ってしまいました。

ParkS :マンガの場合は、今キャラクターたちがどこにいて、どういう立ち位置で…など、状況がわかるような描写や前後の流れからの繋がりも必要になるため、その辺りの情報の入れ込み方やコマ割りの考え方など、普段と違う部分はとても大変だったのではないかと思います。ただ、マンガを読むのがお好きということで、すぐに感覚を掴まれていた気がします。打ち合わせで「キャラクターの感情の流れを整理しましょう」というお話をした際にも、ご自身の中できちんとイメージがあって「ではこの辺りにその感情が伝わる描写を入れましょう」という形で調整のご相談をした覚えがあります。
NLLEさんが選ぶ『おねがい、振り返って僕をみて』のメロい1コマを教えてください。
NLLE :P.35の藤里のちょっとしたデレが見えるシーンがお気に入りです。最初の優等生キャラや裏の顔からのギャップが感じられるし、それでもセリフや表情から感じられる本質は藤里のままなのが良いなと思います。

『癖BLアンソロジー』収録『おねがい、振り返って僕をみて』より
ParkS :このシーンは、藤里くんらしい男前な性格が窺えるセリフとクールな表情ながらも、セリフの内容としては特大のデレを見せてくれていて、とても胸アツでした。普段はクールで何でも完璧にこなしてしまう藤里くんですが、作中で見せる照れた表情が最高に可愛すぎるんです…!! そこもまた素敵なギャップだなと思います。ちなみに普段ワンコ系男子な千草くんの執着が垣間見えるシーンも、非常にメロい! と思っています。
イラストレーターとしても第一線でご活躍されているNLLEさんですが、これからイラストからマンガに挑戦される方へぜひアドバイスをお願いします。
NLLE :マンガはイラストとは違って絵だけではないので考えることが多く大変だとは思いますが、まずは自分なりの構成やコマ割りで描いてみることが大切かと思います。また、私自身は完璧を目指すとどうしても実力とのギャップで苦しくなってしまっていたのでハードルは低くしつつ、まずは完成させてみることが自信にも、次にも繋がると感じました。
ParkS :NLLEさんがおっしゃるとおり「まずは自分なりにやってみよう」「完成させることを目標にしよう」というマインドはとても大切ですね。読み切りの原稿が完成した後だったかと思いますが、雑談として二人のこれからの話なども少しさせていただきました。「告白後の接し方はどんな感じになるのか」「千草くんの執着ぶりだったら今後こんなことをしそう、それに対して藤里くんはこう返しそう…」など二人の未来について色々と妄想しながらお話しするのが、とても楽しかったのを覚えています。描いていくうちに、こうしてキャラクターへの愛着が増していくのもマンガ制作の楽しみの一つかと思います!
マンガラボ!へ投稿する方々へメッセージをお願いします。
NLLE :マンガ制作をする中で悩む瞬間もたくさんあるかと思いますが、ぜひ自分の好きなもの、描きたいものを大切に、楽しみながら挑戦していただけたら嬉しいです。
ParkS :そうですね。どんなものを描きたいか、どんなキャラクターが好きか、それが作品の軸にもなっていくので、楽しく描くことができる題材やキャラを探してみていただけると挑戦しやすいかと思います!

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NLLE先生、ありがとうございました!
7/10(金)は「窪田マル先生インタビュー」を公開いたします。












