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2018-12-28

編集長からすべての作家にラブコール! マンガPark編集長・井手優美 魂の叫び!!

もし、「マンガラボ!」に投稿した作品に複数の雑誌の編集者からオファーが届いたら…あなたは誰を選びますか? 思ってもみなかった編集部から熱いオファーが届くなんてこともあるかもしれません。

今回は、各雑誌を代表する編集長から将来、白泉社の作家となるかもしれないみなさんへの熱いメッセージを聞いてきました! 個性豊かな編集長&編集部の魅力をご覧ください。

【調査隊チェック!】

2017年、いち早く「白泉社オールマンガ雑誌連合」のアプリとして登場。2018年にはユーザー数300万人を超え、Google Playが主催する「ベストアプリ2018」のユーザー投票部門に、「TiK Tok」「AbemaTV」などと並んでノミネートされた。白泉社が誇る名作の無料連載に加え、マンガPark限定の声優ラジオ番組、オリジナル連載、アイドル動画、ノベルなど、「通常のマンガ以外」の表現方法も多彩。

【井手編集長の推しコメ】

「マンガPark」は、設立して2年目でありがたいことに「この1年でユーザー数が伸びたアプリ」として認めていただきました。「マンガPark」の特長の一つが、他のマンガアプリに比べて滞在時間が長いことかと思います。マンガだけではなく、ラジオやボイスドラマ、グラビアなど、多彩なメニューがあるので、毎日連載のマンガ以外にも楽しみの幅が広いんです。

特にボイスドラマをこの夏からサービス開始したのですが、私がLaLa編集部にいた頃からやりたいと思っていたことでした。声優さんがキャラクターに声をあてるボイスドラマが収録されたドラマCDは、昔から雑誌の付録のキラーコンテンツです。これをさらに手軽に、できたらスマホで聞いてもらえないかな、というのが編集部の会議でいつも話に出ていて。「花とゆめ」の『なまいきざかり。』も、「ザ花とゆめ」の企画と連動して「マンガPark」でボイスドラマが配信しました。「ヤングアニマル」のグラビアページと連動した動画コーナーなどもそうですが、各雑誌の編集者が「おたのしみふろく」を持ち寄って制作しているため、「マンガPark」そのものが、ごった煮感のある<雑誌>っぽい作りなんです。

ユーザーの年齢層はとても若く、20代以下が7割以上を占めています。その一方で、古くから「白泉社」のマンガを好んでくださっているユーザーさんもかなりの数がいます。

実際に運用してみての新発見は、10代の方々が昔のマンガを面白がってくれることです。最近ですと、2000年代初頭に「LaLa」で連載されていた、なかじ有紀先生の『ビーナスは片思い』は、その頃生まれたくらいの読者層からも評価が高かった作品のひとつです。また、女性ユーザーさんも「ヤングアニマル」の作品を読んでくださっていますね。もともと白泉社では、流行に左右されず、男女で楽しめる作品が多いので、若い方々にも時代や性別を越えて楽しんでいただけるのだと思います。

「マンガ編集はもちろん、キャラクタープロデュース経験が+αに」

「マンガPark」の運営を担当している「キャラクタープロデュース室」は、「LaLa」や「花とゆめ」で雑誌の編集を担当してきた経験豊富な編集者が3年前に集められ、新設された部署です。マンガ編集としてのキャリアにプラスして、アプリの制作、ラジオドラマの制作、他企業とコラボしてのゲームキャラクタープロデュース等々、幅広い経験を積んでいます。現在コナミデジタルエンタテイメントさんが開発を進めている『ダンキラ!!!‐Boys,be DANCING!』にも、キャラクタープロデュース部の部員がキャラクターコンセプトのコンサルタントとして参加させていただいています。

こうした知識を駆使して、マンガでも命となる「キャラクター作り」のお手伝いをしていけたらと思います!「マンガPark」の編集は総じて「新しいもの好き」なところもありますし、各社さんとのコラボで刺激を受け、より研究熱心になっています。もしかすると一緒に組むと自分の推し声優さんに関わるようなメディアミックス作品を生み出しやすくなるかも知れませんね。

「ラボ!」投稿者に期待していること「いわゆる白泉社の枠を飛び越えていきたい」

白泉社は少女マンガ誌が多いので、少年マンガはNGですか、と聞かれることもたまにありますが、そんなこと全くありません。「マンガPark」のユーザーは、ジャンルに拘らず「面白い作品」なら読んでくれます。「スポーツものなど、アツい少年マンガが来たら担当したい♪」と望んでいる編集者もいますので、いわゆる「白泉社らしさ」を飛び越えてほしいです。

また、最近の「マンガアプリ」で人気の恐怖系、セクシー系は、もちろん「マンガPark」でも人気ですが、ラブコメやスポーツ、BLやアクション、ハイ&ローファンタジー…と、どんなジャンルでも投稿していただきたいと思います。こだわる必要もありません。また、今までマンガを描いたことがなく、現段階でイラストしか描いたことがない、というような方も、「マンガPark」には小説も掲載されていますし、活躍の場があると思いますので、ぜひチェックしてもらいたいですね。イラストしか描いたことがない方がどうやって初めてのマンガを描けるか、一緒に考えてもいきたいと思っています。投稿者のみなさんには自由なフィールドで暴れまくってほしいと思います。

「ウマが合う相手ととことんマンガづくりに没頭できる」

「マンガPark」はアプリですが、とはいえ、マンガ愛も他の編集部には負けていないと思います! 私自身も紙の編集部にいた時代は3日3晩先生の家に泊まり込んで寝食をともにして設定を練りこんだりといった、「ストロングスタイル」の打ち合わせをしていたこともあります。あ、もちろん、メールや電話など、作家さんのやりやすいスタイルと距離感でサポートしますよ(笑)。誰かれ構わず迫っていくわけではないのでご安心ください。

今までの経験で、特に初投稿・初持ち込みの方は「厳しくダメだしされるんじゃないか?」と不安そうにされていることが多いのですが…編集者の根っこは「ただのオタク」ですから、気軽につきあっていただけるとうれしいです。マンガを描いて、さらに仕上げて投稿してくれるだけでも「ありがたいなぁ! なんて立派なんだろう」と思っていますし、「マンガラボ!」のマッチングシステムでは、投稿者さんに担当編集を選ぶ権利がありますから。ウマの合う編集者と組んで、いい作品を安心して作ってほしいですね。

「マンガParkオリジナルの大ヒットを出したい!」

今まで「マンガPark」に関しては、運営を担当しつつも新連載は「花とゆめ」「LaLa」「ヤングアニマル」などの編集部の力に頼っていました。アプリの運用も2年目で軌道に乗りはじめ、スタッフの増員も予定しています。もちろん「マンガアプリのNO.1」を目指していく一方で、私たちは元々「筋金入りのマンガ編集」ですから、そりゃぁ自分たちの担当した作品でメガヒット作を生み出したいんですよ。 紙の単行本にしてよし、メディアミックスしてよしの大ヒットを狙っていきたいですね!

そういう、王道な大ヒット作ももちろん狙いたいですし、一方でマンガアプリならではの、マンガへのアプローチ方法をもっともっと研究していきたいです。

「マンガPark」の大きな強みは、「マンガPark」の中だけでメディアミックスができる、ということだと思います。マンガがあって、PVも見られて、登場キャラのボイスドラマも声優さんのラジオも聞けて、ノベライズでサブストーリーも読めちゃう。それがすべて「マンガPark」の中でできるわけなので、とにかくメディアミックスしたい!という方には、日本で一番メディアミックスしやすい媒体が「マンガPark」ですよ、と大声で伝えたいですね。

マンガの可能性も追求していきたいです。フルカラーとか一部カラーのマンガももちろんやりたいし、一部が動画になっていたり声が出たり、可能性は無限ですね。

「コミックノベル」という、挿絵がとても多いノベルの形態も「マンガPark」で掲載していまして、評判もいいですし、ここももっと膨らませられるんではないかと思ったりしています。

そういった、「通常のマンガ雑誌に収まりきらないような、新しいマンガの形」について、マンガ家さんの意見もどんどん聞きたいし、新しいマンガの時代を一緒に切り拓いていければうれしいです。

【マンガラボ!編集部が見た「こんな人がおススメ」】冒険心あふれる自由なクリエイター!

「マンガPark!」の井手編集長は、直前まで「LaLa」の編集長を務めていたこともあり、初心者でもがっちりマンガのイロハを教えてもらえます。加えて新しいエンターテイメント表現にビンカンなスタッフさんも多いので、紙の雑誌では不可能な表現…動画や写真を駆使した演出や、カラー主線のマンガなどにも柔軟に対応してくれそうです。推し声優さんがいる方は、声のイメージをバッチリ固めたマンガづくりもおススメ! ヒットすればあなたの望むメディアミックスに一番近づきやすいのが「マンガPark!」編集部かもしれません。

 

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