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2023-07-03

はじめてでも大丈夫!Webtoon&タテスクすぐわかるコラム
<第10回>Webtoon、こんなところが楽しい!

第10回 Webtoon、こんなところが楽しい!

これからWebtoon制作をはじめる方々に向けて、制作に役立つ情報をお届けしてきた本コラムもいよいよ最終回。最後のテーマは、Webtoon制作のメリットや醍醐味を聞きました。

Q. Webtoon作品を制作すると、どんなメリットがある?

A. これまでの伝統的なマンガよりも、より多くの人に読んでもらえる可能性が拡がります。また、発表場所も多様で、マンガラボ!をはじめとしたプロを目指すサイトから、SNSでの発信など、様々な発表場所を、しかも複数選ぶことが可能です。自分にあった発表場所を探してみましょう。

Q. Webtoon作品制作の醍醐味は?

A. 手軽に発表でき、その発表の仕方によっては、読者の反応がダイレクトに得られることだと思います。また、一度発表した後でも、時代に合わせて内容を改変したりすることができるのも、Webtoon をはじめとしたデジタル作品ならではの醍醐味ではないかと思います。

Q. これからの日本のWebtoon業界はどうなっていく?

A. 今までの伝統的な横読みマンガと併存しつつ、裾野が拡がってゆくのは間違いないのではないかと考えています。それはWebtoonが、その時代の標準的な閲覧デバイス(今はスマホ、以前は雑誌)に最適化された、いわゆるこれまでのマンガの延長線上にある、別の新しいエンタテインメント、と捉えることができるためです。
また、作家や編集者側の目線で考えると、スマホ上で消費されるコンテンツの一つという位置づけですから、スマホゲームなどと競って読者の時間を奪い合うエ ンタテインメントという意味では、より良質な時間を過ごしてもらえる様な体験の提供が必要です。Webtoon作家、 皆で競って、よりよい作品や感動を届けられるようにしてゆけるといいですね。

 

回答者:大藤充彦(おおとう・みつひこ)
マンガラボ!アドバイザー/株式会社ツクリエ取締役。 家庭用ゲームパブリッシャーの開発責任者等を経て、2013年にNHNjapan(現LINE)に入社、経営企画室配属。同社より分社したNHNcomicoにて、マンガアプリcomicoの事業プロデューサーとして従事、世界累計3500万DL以上のサービスの立ちあげ~成長期に約5年ほど携わる。 同社在籍中に、知人と共に株式会社ツクリエを創業、現任。 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科/博士前期課程(経営管理学/MBA)修了。筑波大学大学院博士課程在学中。
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