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2023-06-05

はじめてでも大丈夫!Webtoon&タテスクすぐわかるコラム
<第6回>どんな人がWebtoon作家に向いている?

第6回 どんな人がWebtoon作家に向いている?

これからWebtoon制作をはじめる方々に向けて、制作に役立つ情報をお届けする本コラム。第6回は、Webtoon作家に向いている資質について聞いてみました!

Q. 見開きのマンガしか描いたことがありませんが、Webtoonに転向可能ですか?

A. もちろん、転向は可能です。ですが、デジタル作画は必須ですので、もしアナログ作画のご経験のみの方の場合は、パソコンやタブレットなどを使用した作画に慣れておく必要があります。また、Webtoonの作品をたくさん読んで、自分はどのような作品を描きたいのかを考えてみることも必要です。

Q. イラストは得意ですが、マンガは未経験です。それでもWebtoonは描けますか?

A. もちろん描くことは可能です。第3回のコラムでも書きましたが、分業で線画や着色のみを担当するという方法もありますし、描き方を0から学んで自分で通しで描いてしまうのもありかと思います。すでに「絵を描くのが好き」「絵が得意」という強みがあるわけですから、あとはWebtoonのどの部分をどこまでやってみたいか、というのをご自身で考えてみてください。

Q. そのほか、Webtoon作家に向いているのはどんな人ですか?

A. マンガやイラストのスキルや経験があるのは、それはそれでとても有利な武器となるかと思います。しかし、そういった方たちでないとWebtoon作家を目指せないわけではありません。なぜなら、頑張ればスキルは向上できますし、不足している部分は練習すれば身につける事ができるからです。むしろ、そういった技術面よりも、資質として最も大切だと私が思うのは、当然ですが「Webtoonの作品を楽しく読めている自分がいるか」という事だと思います。マンガ作りには、やはりそれなりに労力をかけることが必要です。自分が面白いと思えないものや夢中になれないものに、人はそんな労力や時間を割けません。練習して上手くなるためにも、「好きである」ということが一番重要なのではないかと思います。

 

回答者:大藤充彦(おおとう・みつひこ)
マンガラボ!アドバイザー/株式会社ツクリエ取締役。 家庭用ゲームパブリッシャーの開発責任者等を経て、2013年にNHNjapan(現LINE)に入社、経営企画室配属。同社より分社したNHNcomicoにて、マンガアプリcomicoの事業プロデューサーとして従事、世界累計3500万DL以上のサービスの立ちあげ~成長期に約5年ほど携わる。 同社在籍中に、知人と共に株式会社ツクリエを創業、現任。 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科/博士前期課程(経営管理学/MBA)修了。筑波大学大学院博士課程在学中。

 

第7回は6月12日更新予定!お楽しみに!
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