マンガラボ！月間ＭＶＰ発表！！【2022年６月期】

優しい絵柄でとても丁寧に描かれていて、ぱっと見から好印象の作品ですね。クライマックスシーンの演出なども華やか！　読者を自然と惹き込む作りでセンスを感じました。「なんかいいな」と思わせることのできる雰囲気作りは、簡単には身につかないものなので、強みとして是非大事にしてくださいね。個々のキャラクターも好感が持てました。が、その組み合わせの考え方を変えるともっとよくなるかもしれません。今作は「植物の言葉が聞こえる男」×「重い女」となっていますが、直接関係ないフィールド同士の設定なので、エピソードを作る場合、どうしてもリンクしづらい…。（それでも読み易くまとめているのはすごいですが…） そうなると、読者にテーマが伝わりづらかったり、それぞれの設定の説明のためにページが伸びてしまったり…と作品自体の構造がぼやけてしまいがちになります。まずは描きたい主人公のキャラクターを固めて、そのキャラクターとのエピソードを作りやすい相手役を考えるようにしてみてはどうでしょうか。例えばですが、「重い女」がヒロインなんだったら「軽い（チャラい）男」を相手役にするなど、お互いに、自分にない良さを持っているキャラ（正反対のキャラ）を相手役にすると、キャラクターの感情のクライマックスがより強調されるようになりますよ。キャラクター同士の凸と凹が合うようにするのを常に意識してみてください。次回の投稿も楽しみにしています！！！